空に染まる。

屋上の人

次は屋上ね。
屋上でも目撃があったの。

急いで屋上へ向う。


「待って下さいよ!」


「幽霊と時間は待ってくれないのよ!」

屋上には誰かがいた。


「いたわよ!犯人!」


「人間ですけど…あ…」

湊太が何かに気付く。


「どうしたの?」


「確か…あの人は、二十六日の…」

それを聞いて思い出す。


「あ!やつれたおじさんね!?」


「随分失礼な覚え方ですね…。」
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