世界の果てまでキミと一緒に。




「7、6、5……」



千尋様のカウントダウンが続く。


えっと……えっと……。



「あの……」


「4、3、2、1……」


「水族館へ行きたいです!」



私は大きな声でそう言った。



「…………ぷっ」



間に合った?


てか、千尋様の目が笑ってるような……。


肩をプルプル震わせて、必死で笑いを堪えてるような……。


しかも今、少し笑わなかった?ぷっって……。




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