世界の果てまでキミと一緒に。
「好きなのを選べ」
やっぱり、女性にプレゼントするジュエリーを私に選ばせるんだ……。
「あの、こういうのは、ご自分で選んだ方がいいと思いますよ?知らない女の私が選ぶより、千尋様が選ばれた方が贈られた女性も喜ぶと思います」
精一杯の作り笑い。
わかってる。
私は、ただの奴隷。
愛人より格下。
そんなことわかってる。
でも千尋様が好き。
だから他の女性にプレゼントを選ぶのは正直、辛いよ……。