世界の果てまでキミと一緒に。



私が下がると、彼は近付いてくる。


ズルズルと後ろに下がっていくけど、ベッドの上だから限界がある。


あと数十センチ下がればベッドから落ちてしまう。


もう、これ以上、下がれない。


目の前には一目惚れした相手。


彼の切れ長の目が私を捕らえて離さない。


まるで、蛇に睨まれた蛙のように……。




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