世界の果てまでキミと一緒に。



彼は私の膝を掴むと、脚を左右にグイっと開いた。


多分、彼に全てが丸見えだ。


覚悟していたとは言え、私の中に羞恥心が芽生えてきた。



「い、いや……」


「いや?ここは俺が欲しくてたまらないみたいだけど?」



彼の言葉に顔が熱くなる。


彼はスーツを脱ぎ、ネクタイを緩める。


それからガチャガチャとベルトを外し始めた。


ベルトを外す音で次に何が行われるのかわかった。


いよいよだ……。


初めて経験する未知の世界。


これから、どんな世界が繰り広げられるんだろう……。




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