世界の果てまでキミと一緒に。



彼が私から離れる。


後処理をして、ベッドから降りると、スーツを着て、乱れた髪を整えた。


私はベッドの上でグッタリしたままだった。



「桜子はホントに淫乱な女だ。これから抱きがいがあるよ」



彼はそう言って、床に落とした紙を拾うと部屋から出て行った。


その後、ドアに鍵をかける冷たい音が響いた。




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