世界の果てまでキミと一緒に。
気だるい体を引きずって、フラフラした足取りでバスルームへ向かう。
ドアを開けると、6畳ほどの脱衣室があり、そこには洗濯機も洗面所も完備され、ガラスのオシャレな棚には真っ白なタオルが置かれていた。
洗面所の隣にあるガラス張りのバスルーム。
テレビで見た高級ホテルのスイートルームやお金持ちの家にあるような浴槽に大人か3人くらい余裕で入れるくらい広い大理石の立派な造りだった。
脱衣室の鏡から見える木の扉の向こうはトイレなんだろう。
おとぎ話から飛び出したようなカントリー調の温かみのある部屋と違って、ここは落ち着いた雰囲気で、大人な感じのする空間だった。