世界の果てまでキミと一緒に。
服を脱ぎ、バスルームのガラスの扉を開け中に入った。
オシャレなシャワーのコックを捻り、お湯を出す。
程よい温度のお湯が私の頭上から降ってきた。
汗や体液でベタベタな体をシャワーのお湯で流していく。
シャワーを浴びて、部屋に戻ると、 綾乃さんはいなかった。
でも、さっきまで乱れていたベッドが綺麗になっていた。
その上には服が置かれていて、全て綾乃さんがやったんだろう。
私は体に巻いていたバスタオルを取ると、用意されたピンク色の上下お揃いの下着を着け、コットン素材のフワフワの白いワンピースを着た。
せっかく綺麗にしてくれたベッドに座ることも出来ず、窓のところまで行き、窓を開けた。
部屋の中に吹き込んでくる春風が火照った体を冷ましてくれる。
そっと目を閉じて、夜空を見上げた。