世界の果てまでキミと一緒に。



女には苦労したことない。


黙っていても向こうから寄ってくる。


女なんて本気で愛したことない。


愛し方なんて知らない。


俺の中で女なんて、性処理の道具にしか思っていない。


女なんてバカな生き物だ。


ちょっと優しい言葉をかければ、すぐに股を開く。


性欲さえ満たしてくれればそれでいい。


飽きたら捨て、新たな女を抱く。


その繰り返し。


恋愛や結婚なんて面倒なだけ。


そう思っていた。


俺はそうしてずっと生きて行くと思っていた。


本気で女を愛することなんてないと思っていた。


桜子――。


キミに出会うまでは――……。




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