甘いkissを君にあげる






目が合うと


そこからはもう逃げられない




綾音とどこか似てたんだ



出逢ったときは

全然ちがうって

思ってたのにね‥。






瑞希の手が

私の肩を掴む。






そして





段々と顔が近付いていた






ハッとした瞬間には

もう手遅れで、

瑞希の唇と

私の唇が





重なる



重なる



重なる








だめだよ私


なにやってんの



馬鹿じゃん



逃げられないよ



どうして?




私は仮にも



綾音の彼女なのに




だめだめだめ





早く離れなきゃ私








「やめてっ‥!!!!」




スローモーションのように、2つの影が引き裂かれる。




気味悪く

薄暗い影の色














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