甘いkissを君にあげる








走って逃げた先は








綾音と出会った




保健室――。




運のいいことに

保健室には

誰もいない。


先生も



誰も‥‥‥。





急に胸が苦しくなった


熱くなった唇を拭う

拭っても拭っても



あのキスの感触が



忘れられない。





「っ‥‥‥!!」





私、最悪だ


もう綾音に会えないよ





痛む胸を

必死に抑えた。



私はただ

床に座り込んで

ないているだけ。

















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