甘いkissを君にあげる
「あーもぉいいわ。ちょっと1人になりてぇし」
冷たく言い放つと琉風はどこかに消えてしまった。
「あ、まって‥‥!!」
足がすくんで立てない。
もう最悪。
ちゃんと親が居れば
せめて帰る場所があれば
私が嘘をつけたら
虐められてなかったら‥‥‥。
考えれば考えるほど溺れてしまう。
私たち、このまま終わっちゃうのかな‥‥。
琉風の機嫌をよくさせる方法なんて知らない。
無力で弱虫な私にはできない。
もう早く‥‥
「死んじゃえばいいのに」
自分が嫌いだよ。
こんな私を
琉風は好きになってくれたのに‥‥。
私に琉風は勿体なさすぎたんだよ。