甘いkissを君にあげる
「夏月ってさ、俺が初めて多くね?」
「多い、のかな?」
でも確かに多いのかも。
初めての彼氏だし
キスも抱き締められるのも手繋ぐのも‥‥。
だってだって、親にもされたコト無いんだもん。
「別に、俺はその方がいいけど」
「え!?」
「なんもねぇ。風呂入んねーなら俺が入る」
「あ、は、入るし!!」
「んじゃ、混浴でもしとく?」
頭が噴火した。
こんよくって
混浴、だよね?
あの‥混浴?
「えーどうしよかっかなぁ/////」
「そこ迷うんだww」
「だ、だって!!///」
なんか‥よくない!?
え、よくない!?
「キャ―――!!!!」
「ちょ、止めろよ」
「だってー/////」
「あーもー俺入るから」
「ま、待って!!」
「え?」
なぜか急に必死な私。
ギュッと琉風の服を掴んでた。
さっきみたいになりそうで怖い。
「怒ってる‥?」
「全く」
ドクンドクンと嫌な音が流れる。
「独りに、しないで」
私なに言ってんの??
「な、なんちゃって〜!なんでもないから!」
時々自分が迷子になる。
自分が自分じゃなくなるトキがある。
「なに、俺がいないと寂しいわけ?」
「ち、がうし‥‥」
「ふーん‥じゃ、行くけど」
また琉風の服を掴んでた。