甘いkissを君にあげる
「なんにもないもん!」
夏休み中、みんなに会えなかったから不安だったけど‥ちょっと安心。
みんな私のコト待っててくれた。
いつもと変わらない笑顔で私に喋りかけてくれる。
これが幸せって言うのかな。
「琉風‥‥」
「ん?」
「私、この学校に来てよかった」
死んでしまった私を拾ってくれたおばちゃんのお陰だった。
血のつかがった家族みたいに育ててくれたおばちゃんは、私の好きな高校に行きなさいって
死ぬ前に言ってくれたの。
おばちゃん、ありがとう
こんな暖かい場所は
初めてだよ。
「‥‥そっか」
琉風は優しく微笑んだ。