甘いkissを君にあげる
まだまだ彼カノが何するのかとか、全然わかんない。
私ってやっぱ時代遅れ。
「私、先に行く!」
「え、夏月!?」
「夏月、まちなよ〜!!」
みんなの声を振り払うように下駄に走った。
街に行こう。
きって"今"のコトが分かるはず!
そして数分後。
「うわぁ、学生多い‥」
なんか嫌な感じ。
私だけ浮いてる。
ふと目に付いた可愛い雑貨屋。
吸い込まれるように入っていくと、キラキラしてた。
「か、かわい―‥‥」
周りは女子高生に女子高生に女子高生!
可愛いモノは沢山売ってた。
だけどきっと私には似合わない、かな‥‥。
と、突然
「いたっ」
「あ、ごめんなさい」
派手な女子高生にぶつかったと思うと、何故かその雰囲気に覚えがあった。
忘れない。
忘れてない。
この子にされたコトも、全部‥‥‥。