甘いkissを君にあげる
そうして迎えた次の日。
目が覚めたのはいつも起きてる時間より2時間も前。
すごく恐い夢を見た。
どんな夢だったのかは思い出せないんだけど‥‥。
てか、学校行きたくないな‥‥
紗南には昨日あんなコトしちゃったし、なにより有華が居るんだもん。
不意に琉風の声が聞きたくなった。
電話‥しちゃ駄目かな?
まだ朝から早い?
けど早く声を聞いて安心したいよ。
発信ボタンを思い切って押すと、琉風はなかなか電話に出なかった。
「やっぱり‥寝ちゃってるよね」
電話を切ると
もう一度ベッドに横たわって、いつの間にか眠っていた。