甘いkissを君にあげる






施設から出るとそこは明るくてキラキラしてて、おばあちゃんが天使に見えた。





それから、おばあちゃんの家で暮らすようになった。




血の繋がりもない、赤の他人だった人なのに、大事に育ててくれた。




夢だった中学校にも行けるって聞いたトキにはおばあちゃんに抱き付いて泣いた。




『おばあちゃん!行ってくるね!!』




初めて着るセーラー服。




その時の私には希望って字しかない。




はずだった‥‥
















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