甘いkissを君にあげる






恥ずかしいんじゃない。


教えられないだけなの。




「つか、思ったんだけどー1人暮らしなんだ」




「そ、そうだよ!」




「へぇ‥大変?」




「まぁね‥でも平気♪」




「夏月だったら寂しいとか言ってそうなのにww」



「寂しいよ‥ちょっとだけ‥‥て、あ!全然寂しくない!!」




あわわ!!

言っちゃうところだったー‥。




「寂しいのかよ」




「寂しくないもん‥」




「強がり」




「ち、違う!!」




「嘘つき」




「なんで‥?」




なんでわかっちゃうの?


隠そうって頑張ってるのに。




揺るがない琉風の瞳。



私のコトを見破る瞳。





ねぇ



もしかしたら


親がいないコトも

いじめのコトも


知ってるの?




‥‥んな訳ないか。




封印したんだから。














< 223 / 360 >

この作品をシェア

pagetop