甘いkissを君にあげる
有華、人の幸せ奪ってそんなに楽しいかな?
可笑しいよ‥こんなの。
琉風を思うと毎晩枕を濡らす。
けどなにも埋まらなくって‥‥。
刹那、玄関のチャイムが鳴った。
「琉風!?」
バッと扉を開けると
まさかの人が立っていた。
「瑞希‥‥?」
あのキスのとき以来だ。
なにしに来たの??
てか
なんで私の家知ってんの?
「久しぶり」
「あ、どーも‥‥」
「琉風を振ったんだ?」
ドクンと心臓が鳴る。
闇が膨らむみたいに。
私にそれを言いに来たの??
だったら帰ってよ。
「なんで振ったの」
「し、知らない!!」
「どーして」
「なんで!?聞いてどうするの‥?」
「別になにも。‥つか、聞いちゃったんだよね」
「え‥‥‥?」
なにを‥‥‥?