甘いkissを君にあげる






少しだけためらったあと、琉風の腕にギュッとしがみついた。




これしないとなんか‥不安なんだ。







「ね!放課後、どこ行きたい!?」





「放課後?あー、どこでも」




「どこでも!?き、決めてよぉ」




いっつも「どこでも」とか「なんでも」ばっか言うからなぁ。





「適当に歩いてたらいいんじゃない?」





アバウト!


それでも琉風と一緒なら全然いいけどさ!!





「わかりましたー!」





「つか、今日学校サボれ」





「んえ!?」





「いいだろ?夏月」





「も、もちろん!」





あ、私ったら勝手に‥。



あんなお色気で言われたら絶対にOKしちゃうの、わかって言ったよね!?




「琉風ずるい‥‥」





「そんなコト俺に言っていいの?夏月チャン」




満員電車の中


琉風の手が太ももに触れた。





「!!////」




恥ずかしすぎて言葉も出ない。




「琉、風‥!!」





「顔エロい」





「ッッ‥!!」





本当に気絶しちゃいそう。



しかもそんなトコ触られてると変な感じになる。














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