甘いkissを君にあげる
そんなのアリですか!!
ほんと、なんかロマンチックなコト考えた私が馬鹿だった!
「はぁ‥‥」
ついつい漏れるため息
「期待してただろ?」
「は、はぁ!!??べ、別に‥‥‥」
「ふーん。言ってほしかった?」
「え‥‥?」
「ずっと前から夏月のコト好きだった‥‥って」
心臓がドキンと跳ねる。
本当に言われたみたい‥
でも、憧れの台詞かも
女の子なら
一度は言われてみたいよね…。
「毎日言ってやろうか?」
「ふぇ!!????」
「さっきの話、聞いてた?‥‥今日から俺の、ってヤツ」
き、聞いてたけど
「冗談だと思う?」
少年は私から目を逸らさず
真剣な眼差しで私を見つめる。