甘いkissを君にあげる








「で、夏月の誕生日はいつなの?」




「‥わっかんない!」




「は?」




「あは、知らないんだよねぇ‥‥」





知らない?


わかんねーんじゃなくて?




そっか。



夏月は餓鬼んトキに‥。





「そう、なんだ」




「けど!平気だから!」



無理に明るく振る舞う夏月が痛々しい。





「もー!お腹空いちゃったじゃん!なんか食べよ??」




「いいけど‥‥」




「どっか行こっか!」




聞いちゃマズいコト



聞いたんだ‥‥。








夏月は親に捨てられたって言ってた。



なんでこんなヤツを捨てたんだよ。





夏月はいま





どんな思いで生きてる?







なんて聞けるはずもなく、近くのファミレスに向かった。
















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