甘いkissを君にあげる
ちょ、安心しすぎじゃね!?
「夏月、」
身体を揺らしても起きない。
爆睡かよ‥‥。
軽い身体を抱き上げ、ベッドに運ぶ。
寝顔見れるとかラッキーじゃん。
発色のいい唇がキスを誘う。
細いサラサラな髪。
純粋な白い肌。
お世辞でも色気は無さそうだ。
こんな小さい身体でイジメに絶えてたんだ、よな。
俺、なんにも知らねぇであの夏の日も‥‥。
夏月は初めてなコトばっかだったんだ。
なのに俺が勝手に怒って‥‥。
馬鹿なのは俺の方なのかも。