甘いkissを君にあげる
「暇だろ?」
「そかな?」
「適当にくつろいでいいから‥俺寝るわ」
「あ、はい!!おやすみ」
「おやすみ‥‥」
男の子の部屋なのに
まるでこれじゃ、大人の部屋だね。
漫画も置いてないし、ゲームも無さそう。
琉風の寝息が小さく聞こえる。
もう寝たんだ‥‥。
くつろいでいいって言われたけど‥なにしよう。
あ!
寝てる間に買い物行こっかな??
でも来る途中、コンビニしか無かったかも‥。
コンビニでもいいや!
あ、いや、でも‥‥
離れるの禁止って‥‥。
琉風のコトだし、見つかったら後々怖そう。
‥‥止めとこ。
全然眠く無いしなぁ。
ガタン――――
「なに!?」
下から物音がした。
誰かが玄関のドアを開けたような‥‥。
誰か入ってきた‥?
泥棒!!??
琉風が寝ているのを確認すると、恐る恐る下に降りる。
怖い人だったらどうしよ。
け、けど琉風を守らないとイケナイし‥‥。