甘いkissを君にあげる
だから、
だから‥
「ッッ‥‥」
琉風、怖がらなくていいよ。
体が壁に押さえつけられる。
あのトキよりも強く。
痛い
痛い
痛い
けどこの痛みは
琉風の心の痛みなんだ。
「ッッ‥!!」
下半身に琉風の指が入る。
立っていられないほど脚がガクガクして、琉風の指が動く度に
身体がビクッと跳ねた。
愛が無いから
こんなに悲しい気持ちになる。
泣いちゃイケナイ
そう何度も自分に言い聞かせて、また身体は自分のモノじゃなくなるようで‥‥。
「あっ‥ハァ‥」
足に力が入らなくなり、琉風に寄りかかる。
ふわっとした優しくて甘い香りは変わってない。
泣けない分、琉風の服を握り締めた。
「ハアッ‥ン‥‥ッッ」
琉風の手つきは凄い。
指1本でこんなに傷つくんだもん。
気持ちいハズなのに
身体が壊れて行きそう。