甘いkissを君にあげる









昼休み――。








「ふぅ、やっと終わったね〜」




「ほーんと!明梨、購買行こー!」






はぁ、今日はなんか長かったなぁ‥。



紗南、カナデ、明梨、弘果と私の5人で過ごす昼休み。

この昼休みが私にとって最高の時間でもあった。





「あ、あたし自販機行ってくる!2人ともなんかいる?」





「じゃー‥イチゴミルク☆」





弘果が応える





「私わー‥いいや♪ありがと」





「おっけー♪じゃあね」




紗南は駆け足で教室を出て行った。






「夏月、今日も自作?」




「あ、うんっ!!」





親がいない私は

いつも自分でお弁当を作る。



購買で勝手もいいんだけど‥‥働いてないからお金も無いし‥‥。





「偉いなぁ夏月。あたしも見習わなきゃダネ」




「あ、ありがとう‥!」





美人な弘果にそんなコト言われたら‥照れるよ













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