甘いkissを君にあげる
え、ちょ‥‥‥。
「あ、お前‥」
まさか
まさか
まさかこんな風に再開するとか‥‥。
私の目の前に居たのは
あのトキの保健室野郎。
「えぇぇ‥な、なななんでアンタが‥‥!!!!」
「こっちが聞きてぇよ」
不機嫌オーラ全開
ブラックオーラも全開
たぶん有澤陽馬よりも
ブラックブラックだ。
「あ、会いたくなかった―――――。」
小声で言ったつもりが
「あ?テメェ、昼寝の邪魔した上にそれかよ」
「ヒイィィ‥‥!!!!」
「責任とれよ」
胸のリボンをキュッと摘んだ綾音クン。
「きゃっ‥‥」
「ふっ、やっぱあん時と変わってねーな」
「???????」
顔が!
顔が近いっ!!
緊張で喋ることのできない私。
だ、だめだ!
これじゃあの時と変わらない!