甘いkissを君にあげる
「ち、近いんですよっ」
「あ?」
勇気を出して綾音クンを押し返す。
意外と軽く放たれた身体
ら、楽勝!!!!
「と、とりあえず!私、もう行きます!!」
階段を降りようとしたのに‥‥‥‥
「待て」
腕を捕まれる。
振り払おうとしても
何故かそれができない。
「お前のコト、知りたい」
「‥は、はぃぃ!!??」
いみわかんない!
心臓が‥
心臓が‥!!!!!!!!!
「夏・月チャン」
「っっ‥/////」
なんなんだろう
心臓の音が
綾音クンに聞こえてしまいそう。
「夏月、すっごいドキドキしてる?」
読まれてる!?
「ばか――――!!!!」
また押し返す
「まぢで単純だよな」
「なっ!!!!」
後ろから抱き付かれる始末。
や、やだ!
なんだ!
なんだよ!!
動揺する私をよそに
綾音クンは耳元で
「ま、そーいう単純なトコが可愛いんだけど」
ドキッ――――
「夏月の身体温かい」
なんかエロい!
「温め合う?」
「けけけけけけ結構!!!!!!!!!!!」
「ぶはっww」
な、なにこいつ――!