甘いkissを君にあげる
人が信じられなかった。
特に男の人
男が怖くて
どこか軽蔑してしまうトコがあったんだ。
人を信じるのが怖くて
ずっと本音なんて言えなくて
辛かった。
ただその辛さが
そのトキは
快感に思ってた。
いまなら
コイツなら
信じても大丈夫かな?
裏切られない?
けど怖い
この15年間
誰も信じられなかったのに‥いきなり調子に乗ったようなコトして大丈夫?
「信じていいよ」
「‥ぇ‥‥」
ふわりと引き寄せられる身体。
綾音の左手が私の頭の後ろに回る
もう片方の手は
私の腰に回っていた
「よかった」
「??」
「夏月、すげぇ警戒心丸出しだったから‥‥安心した」
それってどーいう‥‥
「1回しか言わねーから」
耳元で囁かれた
「愛してる‥夏月」