高校生社長
「で…本題」
「本題?」
「俺の告白。無かったとは言わせねぇぞ」
「え…あぁ……」
告白の事…
返事……しないと…
「大崎…」
「ん?」
「あたしね、大崎に告白されて
ずっと大崎のこと考えてた」
「…………」
「それでね?大崎が告白されてる時
見ててすごくモヤモヤした」
本当に……
あの優しい笑顔や、
温かい手や、
頭を撫でてくれる仕草とかも
あたし以外の子にするって考えたら
すごく苦しくって、悲しくなった。
「んで、痴漢の事とか
さっきの事とか助けてくれて気付いたの」
「……?」
ごめんね……
気付くのが随分遅れて。
あたしは…………