高校生社長
誰だそれは。
小首を傾げながらもう一度つぶやく。
「オオサキくん…?」
「よぉ、拓海!」
あたしの後ろに立っているイケメンくんに
にっこり笑顔を向ける翔太。
タクミ……?
「え…っと、翔太?」
「ああ、こいつね。俺の親友の拓海」
「まじか!!」
一人よく分からないでいると
翔太が簡単に説明した。
つか、こんなイケメンが親友か!
羨ましいな!
「…通して」
「あ、ごめん」
すすー…とあたしの隣を通って
教室の奥へ向かう…
ええー…と、あ、大崎くん。