高校生社長
黄色
---------------*
「あ、もう家近くだから…」
「家まで送るよ?」
「ううん、大丈夫」
「ん、わかった。じゃあ明日な」
にこりと微笑むと、
ひらひらと手を振って歩いて行く大崎。
……やっぱりなんか大人っぽい。
なんだろ…クールって言うのかな。
かっこいいし、大人?
うーん、イメージカラー青!
それであたしは納得した。
軽く鼻歌を歌いながら自宅に到着。
「ただいまー」
「ひなたぁぁぁ、どこサボってたんだよ!
こんな暗くなるまで!」
「ご、ごめん!」
「拓海もさぁ、午後の授業は
荷物取りに戻ってきたかと思えば
どっか行って帰ってこねーし」
「…その大崎と一緒にいた…ハハ」
「はぁ!?」