高校生社長
「大崎はクールな上、
あんだけ男前だったらモテるのはわかるよな?」
「うん」
「だからおっかけとかする、
熱狂的なファンが多いってこと…。
万が一、仲良くしてるとこなんか見られたら…」
「見られたら?」
「顔にアザできんじゃねーの?」
「…!」
そりゃそーだ…
なかなかいないよ、あんな人…。
………痴漢から助けてくれるし。
ででででで、でも!
顔にアザ!?
だめ、仕事に響く!
いい人そうだから
避けたくはないんだけどなぁ…
「仕事に影響が……」
「お前は仕事しか頭にねーのか……」
翔太のげんなりした声が聞こえたが、
この際、無視だ。