高校生社長
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「…ん、ここでいー」
「え?もうそこじゃん」
「2日間も一緒に行ってたら
今度こそアンタのファンに殺される…」
「あー…。んじゃあ、先行くよ?」
「ん、あとでね」
ひらひらっと手を振って翔太は、
自転車を走らせた。
その前に飲み物……
目の前の自動販売機にお金を入れて、
ホットのココアを買う。
少し寒い今はちょっと、
この温かさが美味しい
「…さ、行こっと」
そう呟いた時、
ツンっと頬を突かれた。