ココロのヨリドコロ
宝物
淋しくなって目を閉じた

瞼の裏にはいつも君

いつまでも夢を見ていたい

そんな夢さえ叶わない

君は静かに離れていく

私の気持ちを知ることもなく


綺麗な物を集めていった

いつの間にか掌が物でいっぱいで

何も持てなくなってた

悲しみの旅を続けるために

あの時大切だった何かを

今、手放してしまう

手放せるものだったなら

いらなかったものと

変わりなかっただろうに


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