海の記憶に残る恋
あやは続けた。




「なんかねー、明日、毎年恒例になってる浜辺の大花火大会が開催されるんだって。




だから明日は夜十時くらいまで簡易休憩所を閉めないらしい。




それで、その日は一年のうちで一番簡易休憩所が混雑するんだって。




だから、どうしても明日は出て欲しいって。




最悪、夜の時間帯だけでも出てくれって。




店長が言ってたよ」




あやの声が二日酔いの頭に響いた。
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