海の記憶に残る恋
「いいの。看病といえばおかゆなの」




シンジは声のトーンを落とし、あやの耳元でささやいた。




「ねえ」




ようやくあやが振り向いた。




あやが何?って言おうとした瞬間、シンジはあやにキスをした。




十数秒後シンジは唇を離し、あやの耳元に、ありがとう、とささやいた。




その後、シンジたちはちゃぶ台の上でおかゆを食べた。




後片付けをした後、明日は大丈夫そうだね、と言ってあやは帰っていった。




シンジは、泊まっていかないか、とあやに聞いたが、あやは、また明日ね、と言って帰っていった。
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