海の記憶に残る恋
「ボタン、縫ってきてあげるよ」




あやがシンジに言った。




「いいの?ありがとう」




「シャツ、脱いで」




シンジはシャツを脱いであやに渡した。




シンジはふと、キスの感触を思い出していた。




あやはあのことを覚えているだろうか。




「明日、休憩所に持っていくね」




「悪いね。本当にありがとう」
< 147 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop