海の記憶に残る恋
やがて、まゆがシンジの肩に頭を乗せてきた。




シンジはまゆの髪を撫でた。




そして、シンジもまゆの頭の上にそっと自分の頭をのせた。




「何か思い出をつくろうか?」




シンジがまゆに聞いた。




「どんな?」




まゆがシンジに聞き返してきた。




「わからないけど」




シンジは間をおいて答えた。
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