海の記憶に残る恋
その日の夜、シンジは帰る時間があやと一緒だった。




従業員の中で最後から二番目だった。




一番最後に簡易休憩所を出るのは店長だ。




店長は簡易休憩所に鍵をかけて帰宅する。




お先に失礼しまーす、と声をかけてシンジとあやは簡易休憩所を後にした。




シンジはあやと住宅街のほうに向けて歩き出した。




途中まで、帰る方向が同じだった。
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