海の記憶に残る恋
しばらくすると、まゆが現れた。




浴衣だった。




浴衣に着替えるための時間が必要だったのだ。




「なんか気合が入っているね」




「そう?縁日に浴衣で来てみたかったの」




「浴衣、似合っているよ。じゃあ、行こうか」




二人は縁日の中に入っていった。
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