海の記憶に残る恋
「そうだね。ぜひ行こう」




「いつにする?」




間髪いれずにあやが聞いてきた。




「うーん」




シンジが迷っていると、あやが切り出した。




「そうだ、今夜にしよう」




え、今夜か、とシンジは一抹の不安を感じた。




しかし、躊躇せずに答えた。




「そうだね、そうしよう」
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