海の記憶に残る恋
翌日、シンジが簡易休憩所に行くと、ちょっとしたニュースがあった。




簡易休憩所に手紙が届いたらしいのだ。




なんでも、簡易休憩所のサービスに対しての感謝の手紙らしい。




みんな、そんなにたいしたサービスしていないのにな、と口にしていた。




あて先を間違えているのではないか、という声も聞かれた。




しかし、クレームではなく、間違いなく感謝の手紙だった。




店長はとても喜んでいた。




店長は、これからもサービスの質を落とさないようにしよう、と従業員に語りかけていた。




店長だけが張り切っていた。




従業員は今までのサービスの質に心当たりがなく、あまり盛り上がらなかった。
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