海の記憶に残る恋
簡易休憩所の仕事は、ロッカーの鍵やパラソルなどの貸し出し、食事の注文をとる、食器をテーブルから下げてくる、レジ、食材などの発注、調理、掃除などである。




簡易休憩所は食事も提供していた。




客席が二十席ほどあり、最大で百名くらい収容可能だ。




メニューはそんなになくて、ラーメンとかカレーライスとかビールとかオレンジジュースとか、一般的な軽食メニューである。




シンジは最初、レジを任された。




一通り料金を覚えるのに苦労したが、覚えてしまえば簡単な仕事だった。




その後、注文をとる仕事やロッカーの鍵の管理などを順次任された。




調理の仕事は意外と大変だった。




レシピは簡単だったが、オーダーがどんどん入ってくるのでパニックになりそうだった。




しかし、一週間もたたずに簡易休憩所の仕事は一通り覚えてしまった。
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