海の記憶に残る恋
休憩時間に何をしているか、人によって個性的だった。




シンジはあまり休憩をとらず、働いてばかりいた。




たしか時給制ではなかったはずである。




日給制か月給制だった。




つまり、人より多く働いたところでもらえる給料は変わらなかった。




しかし、シンジは仕事が楽しくなってきて、よく働いていた。




それに、何かほかの事をする気力もあまりなかった。




ほかの人たちがやっていることがそれほど楽しそうには見えなかった。
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