風 猫 夜
巨大な気配を
感じながら僕は走る。
足元も見えない夜の森を
転びそうになりながら僕は走る。
さっき転んで足をくじいたけど
何故か痛みは感じない。
奴の唸り声が聞こえる。
そう。
もう近くまで
奴は迫っているらしい。
感じながら僕は走る。
足元も見えない夜の森を
転びそうになりながら僕は走る。
さっき転んで足をくじいたけど
何故か痛みは感じない。
奴の唸り声が聞こえる。
そう。
もう近くまで
奴は迫っているらしい。