不良少女とストーカー!?②~新たな出会い達~
「何かあったんでしょ?
隠し事なんて、あたし達の関係に
あったっけ!?」
やっぱ平野だな…。
何も変わってないや。
会ってなかったのに、俺のこと
ちゃんと友達として見てくれてる。
「ははっ…
やっぱり、平野に隠し事しても
すぐばれちまうな…。」
「そだよ!
まぁ…あたしも人のこと言えないけど…。」
ん?
いっつも、明るい平野の表情が
一気に曇った。
お前もなんかあったって
丸分かりじゃんか…。
「お互いすっきりしようぜ?」
「え?
話してくれるの?」
「平野がちゃんと話してくれたら
俺も、全部話すよ。」
実際は、誰かに言いたいだけ
だったのかもしれない。
でも、それが平野なら
俺は安心出来る―――。