キケンな嘘つき猫。

三毛の猫だった。


追いかけて、色んな路地を駆け巡る。


楽しかった。

猫の気持ちが、よく理解出来た。


「にぁーーっ」


やがて飛び出した、住宅街。


「ここ…」


横断歩道があって、三毛猫は向こう側に歩いていた。

< 21 / 29 >

この作品をシェア

pagetop