キケンな嘘つき猫。

「奪ってよ」


すべてを忘れたくて、縋った私を

迎え入れたやつ。


「好きだよ」


なかなか、愛に嘘はつけなくて、私はずっと濁していた。


ずっとずっと、あいつが

好きだったから。

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