藍色のキミへ


「ありがとうございます」

それだけ言って、中山さんとの思い出がいっぱいの病院をあとにした。


もう、会うことはないだろう。

だから忘れるなんて言ってたけど、忘れるなんて出来ない。


でも、もう会うことは出来ないだろう。
お互い名前しか知らない関係。


そんなので、また再会出来たなら奇跡か運命だ。

そんなのこの世界にない。

非現実的なこと。
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